8月26日(水)の5・6時間目に,総合の学習で,西別川の水質調査に行きました。本当は1学期に行く予定でしたが,新型コロナウイルスの関係で,2学期に先延ばしされていました。しかし,2学期になり,ついにその調査が解禁されたのです!天候は晴天。午前中からぐんぐんと気温が上がり,「今日は調査が楽しみ!」と言っていた子ども達からは,「あ~暑い!」という言葉が多発しました。帽子を被っているとはいえ,直射日光をまともに受けながら10分程歩きました。調査場所は虹別橋の真下です。「先生!歩くの早くない?」と言われましたが,「いえいえ普通です。君たち,西別岳登山があったら,登れないぞ!」と返し,調査場所まで歩き続けました。
調査場所は,橋の下なので日かげです。それが幸いでした。近くに川もあるので,体感温度は比較的涼しく感じました。活動開始前に,「集まってね!活動の説明をするよ!」と呼びかけましたが,目の前は待ちに待った川です。男子諸君は,さっそく川岸からアミを川につっこんでいたり,石をひっくり返していました。
川の冷たさが心地よく,子ども達は川の生き物探しを集中して行うことができた様子でした。口々に「えっなんかいた!」と驚きと喜びの声をあげていました。さぁ彼等が見つけた生物はなんでしょう。子ども達にはチームごとに『指標生物のカード』を渡してありました。子ども達は,さっそくそのカードをもとにして調べ始めました。「なんかヘビトンボに似てる。」「ん~ブユかな?」と生物をよく観察しながら考える子ども達。そして,新たな特徴を発見しました。なんとその生物は,石とか棒状の入れ物みたいなのに入っているというのです。その特徴から子ども達は,『トビケラ』という生物だということにたどり着きました。トビケラはきれいな川に住む生き物です。気づいたら虫かごには『トビケラ』が多数入っています。そのことから,やっぱり西別川はキレイだと確信を持った様子でした。
また,自分達が考えた方法で水質判断をしている子もいました。持参したペットボトルに水を入れ,透明度を調べています。見た目判断ではありますが,「めっちゃきれい!濁ってない!」とペットボトルを見せてくれました。にごりもなく,トビケラもたくさんいる・・・。つまり,やっぱりキレイだという結論です。
トビケラだけしかいなかったのかというと,そうではありません。しっぽが二つに分かれていて,触覚みたいなものもあり,手足が昆虫みたいに生えています。カードで確認すると,その生物は『カワゲラ』であることが発覚。『カワゲラ』もキレイな川にしか住みません。
何はともあれ,無事学校にもどってきて,「西別川はどうだった?」と聞くと4年生が「ケラケラだっけ?虫がいて,とてもキレイだった!」と言ってくれました。そうそう!それを調べにいったんだよね。楽しく活動することも大事。でも,目的を見失っちゃダメなんだよね。
次回の総合からは,調べてきた結果をパソコンや模造紙でまとめ,発表の準備をします。見る人にとって分かりやすくまとめることができるか,聞く人にとって分かりやすく発表することができるか,それが今後の目的になります。
気温は高くても川の水はとても冷たかった・・・。
これは何だろう!?